@取引先の倒産に巻き込まれないために
まず、最も大切なのは信頼のおける取引先と仕事をするということです。そして、きちんとした契約を締結することです。契約書は当方に有利にもなれば不利にもなりますので、その内容について十分な検討をして下さい。また、ビジネス上の力関係によりますが、担保・保証を得られれば債権保全に大変役に立ちます。
A取引先が倒産した場合
取引先の支払遅延や倒産した場合になってから債権回収しようと思うのでは、正直、困難が多いです。この段階で、仮差押等の法的手続きをとったとしても債権回収できることは少ないかもしれません。やはり、倒産に巻き込まれないことが肝要です。
倒産に巻き込まれてしまった場合、担保・保証をとっていれば、原則として倒産の影響を受けずに担保権実行・保証履行請求ができます。商品引揚げ(これは相手方の合意等を得て行わないと、当方が刑事・民事上の責任を負う場合もあるので注意)等の手段も検討すべきでしょう。取引先に対する何らかの債権を有している場合には、相殺の通知を出して優先的に回収することも有効な段です。
法的な手続きに入った場合は、債権届出を行い、債権者集会等へ出席して、情報収集を行うことが大切です。
B債権管理の必要性
例えば、少々無理をして強引に100万円の仕事を取りました。しかし、この売掛金100万円が焦げ付いたら、その損失を取り戻すために、一体どのくらい売上が必要でしょうか。粗利1割の商売であれば、100万円の粗利を稼ぐのに1000万円の売上が必要です。売上があがらなければ元子もありませんが、経営者としては、攻め(売上増加)だけでなく守り(債権管理・回収)に対する意識も必要です。そのための時間・金銭のコストも考えた経営が必要です。
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