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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
 
2006年4月43号 「人間力」

 民主党の小沢さんが、民主党も自分も変わらなければいけないと語り、それを聞いた小泉さんは「人はあまり変わらないからねー。」と言った。人は変われるか?変わる人もいれば、変われない人もいる。変われない自分を卑下する人もいるしね。あなたもそう?(笑)
 先日、MLにある経営者からとても興味深いメールが投稿されたので、紹介しましょう。

ー小企業にとって、ビジネスモデルを変えるということは、自分自身を変えるということとほぼ同義であることを実感しました。マーケットを調べ、ニーズやウォンツを把握したところで、自分自身が実行したり、指揮したり、管理したりできないようなことは、結局、実現しないものですよね。小さな事業においては、事業の魅力やその継続性は、起業家自身の人間力と比例することだと思いました。だから、最近の私はビジネスの仕組みや会社組織のあり方を考えつつも、それを遂行する自分自身のあり方に、真剣にメスを入れてきました。で、わかったことは、人格や性格は変わらねえなあってこと(笑)(途中略)起業の道を選んだ人間にとっての幸福とは「利益」や「貢献」をひとつの目安にしながら、要は、自分を高めたり、自分に気づいたりしながら、社会における自分の存在価値を徐々に確信していくことなのかな、なんて思いました。ー
  これを読んで私はとても納得しました。本来、自分が持って生まれた変わらないものを“気質”と呼ぶならば、変わらない気質の上に、環境や体験や気づきで学んでいく変化を成長と呼ぶのでしょう。同じ体験をしても、感じ方が違うのは、気質が違うからだとエニアグラムで学びました。その違いがあるからこそ、人にはそれぞれ独自の価値があり、個性という魅力になるのでしょうね。『事業の魅力やその継続性は、起業家自身の人間力と比例する。』人間力とは、変わらないものも変わるものも全部総合して出来上がるものでしょうから、みんな違って当たり前。人と違う体験をすることで、長所や短所に気づき、そして、それらのすべて受け容れて、人は自分を大切にします。起業は、そこからでなければ始まりません。全責任をもって事業をするんですもん。自分を信じなければ誰を信じる? 自分を賭けて、人生を賭けて真剣勝負をすることになるから事業はおもしろいし、大変なのよね。
  変わる自分が求めているもの、変わらない自分が目指しているもの、本当の自分が求めていることを手に入れるまで、起業家はどこまでも貪欲に挑戦します。豊かなココロと豊かなフトコロを求めて。そして最後は、本物の、唯一自分としての『人間力』を高めるために。


  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html
 
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