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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
 

2007年6月5日配信★【きぷら開運157号】★より

川野真理子の「『類は友を呼ぶ』の法則−笑いのツボ」

  北海道に移り住んで、特産品をインターネットで販売している友人が
  上京するというので、女ばかり8人、久しぶりに食事会をした。
 
  私ともう1人の友人は別件の打合せがあったので、少し遅れて一緒に
  到着した。
  個室のドアを開けるなり、わぁー、わぁー、きゃー、きゃー、元気? 
  元気? の大合唱。あまりに久しぶりだったので大騒ぎだ。

  席に着くやいなや、「ビューティーペアさん、遅いわよ〜。」と
  誰かが言う。

  すかさず、「ビューティーペアって女子プロじゃない? それ。」と
  返したら、それだけで大爆笑。
  本人は何も意識せず賛辞のつもりで発した台詞が、遅刻組の私たち2
  人の体型に、あまりにもぴったりの表現だったのだ。

  既に盛り上がっていたおしゃべり会が、さらに盛り上がり、話題が連
  鎖していく。
  もっともっと幸せになる方法から、まじめな政治の話、地方の話、農
  業の話から、キャベツで痩せる方法、顔も洗わないのにきれいでいる
  方法等々。まぁ、次から次へと話題が移っていき、何秒かごとに爆笑。
  本当にこのメンバーとの食事会は、いつも笑いが絶えない。

  みんな自分でビジネスをしている女性ばかりだから、個性も強く、業
  界も違うので、それぞれの話題も豊富だ。

  「キラキラしている人は、よく笑うんだな〜」と久しぶりに思った。
  忙しすぎて見えてなかったものが、ようやく見えるようになってきた
  感じがする。笑いのツボが合っているのだろう。みんな、大口を開け
  て揃って笑うもんだから、個室をとっているというのに、店の人に注
  意される始末だ。

  そういえば数年前、息子が高校に入学してGWも終わった頃、
  「高校を辞めたい」と言い出したことがあった。5月病か?

  「なんで?」と聞いた私に彼は真顔で言った。

  「笑いのツボが合わないんだよ。」と。

  そのとき、私は爆笑しつつも、結構それって重要なことかもしれない
  と思い、まじめに彼の話を聞いた。

  息子は、受験日直前に怪我をして第1志望の高校を受験出来ず、入学
  したのは、第2志望の高校だった。

  やっぱり、行きたい高校にやり直して入った方がいいと思った私は
  「わかった。辞めるなら早く辞めて、今度こそ行きたいとこに行った
  方がいいね。もう一回受験勉強しないとだめだよ。高校、いつ頃辞め
  る?」と、即答で聞いた。

  もちろん、大まじめだ。
  合わないところで、3年も無駄な時間を過ごす必要はないと思ったか
  ら。

  後で、私の友人から「せっかく私立に入ったんだから先ずは『もう少
  し様子を見なさい』って言うとか、先生に相談するとか、引き留める
  とか、親らしいことは言えなかったの?」と批判されたけれど…

  私の言葉にびっくりしたのは、息子の方だったかもしれない。

  ちょっと愚痴ってみたら、その場で「で、いつ辞める?」なんて言う
  親がいるかい?(笑) 彼は焦って「いや、まだそこまでは考えてい
  ない。」とひいてしまった。

  こっちは、大まじめだったのに。

  「な〜んだ、そんな程度か。」と少し安心し、ならば、こんなふうに
  考えてみたらどうか、こういうのはどうかと、息子と一緒にうどんを
  食べながら、笑いのツボが合わない学校で、いかにして仲間を作るか
  戦略を練ったのだった。

  彼は、素直にその方法を試みたらしく、夏休み前に「今の高校、まん
  ざらじゃないから、しばらく行ってみることにするよ。」と言った。

  笑いのツボが合うということは、とっても大切なことだと思う。

  異業種交流会などで、他の交流会に出かけて行ってPRしたり、会員集
  めをしたりするのは、その会の「気」に合う人が来ているのだから、
  元々「気」の違う人を誘ってくるということなので、長期的に見てあ
  まり賢いことではない、と私は思っている。

  「気」が合うということは、似たような「気」の人たちが集まるとい
  うことなので、いさかいやトラブルが起きにくいし、何より話が速く、
  楽しい。

  こちらが発信している文字や雰囲気、内容を見て、「ここに行ってみ
  ようかな〜」と思ってくれる人たちに、しっかり会える場を提供し、
  目に見えない波長を確認してから仲間になってもらった方が、絶対に
  安心だということになる。

  そんなわけで、キープラネットは、発足以来ずっと入会説明会を行っ
  ている。

  私たちは、サイトでも本でも、書いてある内容はとても立派なのに
  「なんとなく嫌な感じ」だと思ったり、「なんとなく、違うな〜」と
  感じたりすることがある。
  この説明のつかない「なんとなく」を感じるか感じないか?

  もし、感じたら、感じた通りの行動に移せるか?これは、いろいろな
  場面で判断・決断をしなければならない人にとっては、特に重要なポ
  イントだと思う。

  私は少なくとも一つだけ、絶対自分の「なんとなく感じた」気持ちに
  正直に従っていることがある。

  それは、滅多にないことだけれど、入会説明会等で1時間程話した後、
  ものすごく疲れを感じる人がいる。なんでこんなに疲れるのだろうと
  思うのだが、エネルギーを全部吸い取ってしまうんじゃないかと思う
  ほどの暗い人は私にとっては要注意だ。決して入会してくれるなと、
  願ってしまう。

  だが、不思議なことに、あちらはあちらで疲れるのだろうか?そうい
  う人は絶対に入会しないから、間違いなく「気」が合っていない、と
  いうことなのだろう。

  逆に、一緒にいて楽しい人、笑いのツボが合う人、前向きな気持ちに
  なれる人、気持ちが穏やかになれる人、やる気にさせてくれる人、そ
  んな人たちはとても大切な人たちだ。

  スピリチュアルな世界では、そういう同じ「気」をもった人たちが集
  まることを「波長同通」と言うそうで、つまりは「類は友を呼ぶ」の
  法則ということだね。
  愛よりも、お金や名誉ばかりに執着している人の周りには同じような
  人たちが集まってくるし、金儲けよりも人の幸福を願うような人の周
  りには、似たような気持ちの人たちが集まってくる。

  そこで、私は考えた。

  新しい事業やプロジェクトを立ち上げるとき、普通なら「ターゲット」
  は「性別」「年代」「ニーズ」から呼び込みたい「お客様」のイメー
  ジを決めるていくのが一般的だろうけれど、これから始める事業やプ
  ロジェクトは、自分の波長、自分の「気」にあった人たちが「お客様」
  として集まれる場を作ってみたいと。

  例えば、

  ・本当に他人の幸福や成功を応援したいと思って○○をしている人
  ・他人のために頑張っている人を応援したいと思って○○をしている人
  ・心の底から、1人1人のお客様のことを思いやり、その仕事を一生
   続けられることを願い、そして感謝して○○○している人

  こんな人たちが集まってくる「場」を作り、豊かな心をもった幸福な
  人たちが集まる場、安らぐ場作りをしていきたい。

  そして、この場に集まる人たちの笑いのツボが一緒だったりすると、
  どんなに楽しいだろうか。どんなに激しく笑い疲れることだろうか。

  想像しただけで、笑いがこみ上げてくるゾ。(^o^) クックック。

  これまでずっと一緒に頑張ってきたあの人、この人。
  楽しくつきあってきた人、これからもおつきあいしていきたい人。

  たくさんの縁を大切にしながら、良いときも悪いときも、親戚のよう
  に、大きなファミリーのように、人がみんな、人を大事にしてつきあっ
  ていけるといいな〜と、

  そんな新しい場作りを、来年は是非実現したいと思う。

  あなたは最近、腹を抱えて笑っていますか?



  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html
 
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