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同業他社には絶対に負けない! その理想と自信が企業も人も育てる
堤 香苗さん 株式会社キャリア・マム
「ママの元気と笑顔」が合い言葉
Q
現在、主婦層を中心に10万人のネットワークを持っている堤さんですが、
はじめたきっかけ
は何だったのでしょうか?
A
私自身、大学在学中からフリーアナウンサーとしてマスコミの仕事をしていましたが、29歳で第1子を出産。個人事業主の限界を感じて就職も考えました。でも、面接では「馬鹿な上司には使われたくない」と大見得を切ってたのでなかなか採用されず、こうなったら「自分でやるしかない」と決意したんです。また、同じように、働く意欲がありながらも社会からは隔絶され、閉塞的
な世界で悶々としている「○○ちゃんのお母さん」が、自分自身の名前で動ける場所も見つけたかった。会社のキャリアだけでなく、プロの生活者としての主婦や母親の経験を活かし、社会貢献できるシステムとネットワークも作りたかった。そこで「ママの元気と笑顔」を合い言葉に『キャリア・マム』を設立しました。
Q
最初の仕事
はどうやって見つけられたのですか? また、どのように新規顧客を開拓されていったのでしょうか?
A
アナウンサー時代、取材を通じて、いろいろな方とつながりができたのですが、その関係で、イベント事務局をやってみないかという話をいただきました。
特設ドームで1年間、さまざまなイベントが開催されることになっていたのですが、その集客やコーディネートを任されることになりました。
仕事内容は、主催者や出展者、各担当者の要求を聞き、それぞれの希望に添うように処理、解決、渉外、広報も行うというのものです。私は典型的な「習うより慣れる」タイプでしたので、とにかく現場に行き、実践で覚えていきました。そのおかげで、子どもやファミリー向けイベントの企画やネットワークを利用した告知宣伝、イベントを盛り上げるための動員ノウハウなど、コンセプトメイキングから集客まで一貫して請け負える知識と実績、そして自信を得ることができました。
そのうち、育児サークルなどを通じたネットワークがあるという話が伝わり、ネーミング調査、店舗調査などの依頼も舞い込むようになりました。弊社のホームページを見てオファーをくださった方も多かったですね。そのほか私の講演を聴いてくださったり、新聞や雑誌の記事を見て連絡をいただいたりで顧客が増えていきました。
「できる」と思ったらとことん突き進む
Q
御社の強み、ウリ
は何でしょう?
A
プレゼンテーションやコンペで同業他社には絶対負けない!って断言できるところですね。もちろん、やってみる前から成功するかどうかなんてわからないですよ、でも失敗するというイメージが不思議とわかないんです。クライアントにも「私どもでしたら必ずできます!」と言い切ってしまう。そう口にしていると「できないかもしれない」なんてネガティブなことは全然思わない。だって、絶対できるんだからって(笑)。
社長の役割って、そういうことじゃないかと思うんです。今日できていることより、明日の自分たちはもっとすごいことができるんだと信じること、スタッフの能力を信じきっちゃうこと。こうなればもう天下無敵です。「ウチよりもいいものを、ほかができるわけがない!」って。
Q
堤さんのその
自信とパワー
はどこからくるんでしょう?
A
スタッフがいてくれるからでしょうね。皆が頑張っている姿を見ている
と、どんなに大変なトラブルが発生したときでも「逃げないよ。私はココにい
るよ」と皆の後ろで踏ん張っていられるんです。
聞き上手な人が営業上手
Q
堤さんが考えておられる
上手な営業
とは、どんなものなんでしょう?
A
営業力とは、すなわちコミュニケーション能力ですね。
先ず相手の話をよく聞くこと。そして、相手をよく知ること。興味を持つこと、研究すること、面白がること、好きになること、これに尽きると思うんです。
子育てをして感じたのですが、他人とのコミュニケーションというのは先ず質問することからはじめるんだな、って。相手に話をさせる、相手を知ろうとすることから会話ってはじめるんですね。自分の売り込みばかりではコミュニケーションは生まれないし、続きません。
話を聞くことで相手が欲しているものを見極める。そして、相手が必要としているものを準備し、提供し、満足してもらう。それが営業力なんじゃないかって思います。
Q
最後に経営者として、特に気をつけていることはありますか?
A
現場のスタッフが各人責任を持って好きなように動けるように、全体を把握し、弱い部分をきちんとフォローできるような人員配置をしておくことでしょうか。
褒められることをゴールにしている人は褒めちゃうとそれ以上伸びなくなる。また「続けること」だけを意識してしまう人は守りに入ってしまう。守りに入ったらそこからの成長はなくなります。新しいものを手に入れるためには古いものをこわしていく勇気も必要ですね。
それから、会社が目指している方向を、常にスタッフと確認し合い、意思の疎通を図ることを心がけています。思っているだけでは通じません。言葉によって、態度によってきちんと伝える努力が必要です。私自身は、仕事に関してはかなり厳しい上司だと思います。でもウソをつかない! 裏切らない!これだけは遵守しています。重要なのは、かけられている期待を常に越えよう
とすること。100の要求に対しては101以上の成果物を出すこと。それが次の仕事やステップにつながっていくんです。
―貴重なお話をありがとうございました
(聞き手/ささきなおこ)
プロフィール
堤 香苗(つつみ・かなえ)
株式会社キャリア・マム
業種:商品開発・マーケティング・プロモーション・SOHO支援・店舗調査
キープラネット正会員
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