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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  2000年4月14号 「力をつける」ということ

 今でも未熟だが、もっともっと未熟だった頃の話。信頼している人から経験のない仕事を頼まれ、ヘタな仕事をして今まで築いてきた信頼関係を失いたくないと、何度か断っていた。そのことを男性が多い勉強会で話した時、彼らは言った。「だめだなぁ、どうして請けないんだよ。自信がなかったら俺達がいるじゃないか。みんな専門分野にいるんだから力貸すのに。その仕事は川野さんに出来た仕事だし、その人きっと他の人じゃなくて、川野さんにやってほしかったんじゃないか。」と。

  そして「女はまじめすぎるから、仕事が大きくならない。仕事は一人じゃ出来ないんだから、仲間は何のためにいるのか、人脈ってなんなのか、もう少し考えた方がいい。期待を裏切ったらだめだよ。」ということであった。期待を裏切らないために断ったことが、期待を裏切った?

  でも、なぜキャリアのない私にそんな仕事を頼むのか、よいものが出来なかったらどうするのか、もっと他に出来る人がいるのに、なぜだろうと思ったものだった。そのくせ、何とかしてスキルアップして「力をつけたい」と思い、つかない自分にいらいらしていた。

  あれからもう5、6年も過ぎているが、最近、また同じ状況がやってきた。必要な時に必要な人は現われるもので「どうしよう、私に出来ないかも・・・」と言う私にその人は言った。「オーダーがあると、人はオーダーを受けた時点での能力や資源で考えるから「できないかもしれない」と思ってしまうが、そこからいろいろチャレンジしていくことで、急速に能力も資源もアップしていく。できないと思っているのは自分だけで、人はちゃんとできそうな相手を選んで話を持ってくる。」と。

  ああ、そうだったのか。人はちゃんと出来そうな相手を選んで話をもってくるのね。自分の力を自分で判断しないで、やるだけやって後は運を天にまかせる。素直にやらせていただき、そして精一杯やってみるだけでいいのだ。それが力をつける第一歩になるのだから。

 元気な女も、元気になりたい男も、私もみんな、自分の可能性をみつめ、もっとはばたく自分をゆるそう。私たちの中にはたくさん自分自身が気づかない力が潜んでいるということを知ろう。相手を信じ、そして社会に役立つ自分サイズの野心をもって、共にこの時代を生きていきたいと思う。

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 神宮前にて
 
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