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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
 

2007年12月16日配信★【きぷら開運165号】★より

川野真理子のコラム「廃刊のご挨拶−感謝を込めて

 キープラネットのメールマガジン「きぷら開運」は、キープラネット
 設立10周年という一つの区切りを迎え、この号をもちまして配信を終
 了することになりました。

 読者の皆様には、長い間、おつきあいくださいまして、誠にありがと
 うございました。編集部一同、心から、心からお礼を申し上げます。

 1998年に発足したキープラネットは、前半の5年を任意団体として、
 会員のための勉強会やセミナー、また、会員の課題を解決するような
 事業を中心に活動をしてきました。

 その流れで、後半の5年目にはNPO という法人格を取得し、さらに
 「行政の委託事業」をいただくようになってきました。
 後半の5年という期間は、キープラネットにとってはまさに、新しい
 事業や新しい人との繋がりにより、これまでで一番、発展・成長した
 時期でした。

 そして、2008年から11年目を迎えるにあたり、

       これまではよかった、今もよいかもしれない。

 でも、これからキープラネットはどこに向かおうとしているのか?

 キープラネットが「NPO法人」として、次にやるべきことは何か? 
 会員の課題を解決し、会員が喜ぶことは何か?  
 何をすべきか? と2年位前からいろいろ考えるようになりました。

 実績と人脈と活動が広がることで新たな課題や、次のステージへの模
 索が始まった時期でもありました。

 2005年には「ビジョン検討委員会」を発足させて話し合いの機会をも
 ちましたが、なかなか出口は見つかりませんでした。

 目先の事業は日々猛烈に忙しく、組織が大きくなるにつれ、有償・無
 償スタッフも増え、1人切り盛りによる自身の経営力不足や、NPO法人
 としての限界をどこかで感じるようになっていました。

 当初は、任意団体の流れのまま、
 キープラネットがやるべきこと=会員が喜ぶこと=会員の課題解決

 が起業家ネットワーク、キープラネットとしてのミッションだと考え
 ていました。

 しかし、近年キープラネットに入会する人は、社歴や規模、ビジョン
 の違うさまざまな起業家や経営者であり、その人たちが求めているも
 のは多種多様で「会員満足」を提供することの難しさにも直面してい
 ました。

 キープラネットが会員=お客様、として考える以上は、お客様をもっ
 と、セグメンテーションをしなければ、今後発展しないだろうと思っ
 ていました。会員の7割は、女性起業家であるのに、「女性起業家ネッ
 トワーク」とも言えません。また、駆け出し起業家ネットワークであ
 れば、その人たちに対するサービスをもっと集中的に出来るでしょう。
 でも、キープラネットは、駆け出しからベテランまで、女性も男性も、
 NPOも(株)も(有)も合資も個人事業主も、ありとあらゆる人たちが参加
 しています。

 そんな中で、行き先が見えないのに、目先の事業は忙しい。こんなに
 忙しいのに、それでも経営は楽ではなく、2005年、2006年は経営者の
 孤独を味わった、非常に苦しい時期でした。

 一方で、
 会員=お客様=会員サービス事業 をするなら、なぜ、キープラネッ
 トはNPO法人なんだろう? という疑問がいつも頭から離れませんでし
 た。

 そして、この1年間は一新した理事と、新しい活動や事業を立ち上げ
 て行く中で、様々なことに直面し、話し合った結果、 NPO法人キープ
 ラネットの事業から「会員制サービス事業」にあたる事業を廃止し、
 会員制度を見直すことになりました。

 これからは、会員の特典やサービスを受けるために入会するのではな
 く、会員1人1人が、起業家や経営者の役に立つ、力になる、元気を
 提供する、そんなキープラネットの活動趣旨に賛同し、そのキープラ
 ネットを維持するために、一定の費用としての会費(年会費12000円/
 入会金5000円)を負担していただくことになります。
 また、運営方針に対する賛否を表明するための「議決権」をもち、(そ
 れを法的に社員と呼びます。)」1年に1度の総会に参加(又は委任状
 を提出)することで、会の活動を支えていくことになります。

 NPO法人の活動に参加するということは、もらうことより、与えること
 で心の対価を得ることだとすれば、生まれ変わるキープラネットは、
 本来のNPOらしいNPOに生まれ変わると言っても過言ではないのかもし
 れません。

 メールマガジンも、きぷら編集部の団結と情熱によって、今年、よう
 やく配信部数が3000部を超えました。
 これを廃刊するのはもったいないという声もありますが、新しく生ま
 れ変わるためには、新しく0から生み出すエネルギーが必要です。
 そちらの方がはるかに大変ですが、でも、私たちは起業家ですから、
 どんなに大変でも、新しく始めるときには、また最初と同じように、
 ないところから創りだして行けばよいと思うのです。
 それが起業家であり、創業者精神なのだと思います。

 皆様には、またいつか、どこかの段階で情報を発信する価値と必要性
 と準備が整ったところで、お目文字出来ればと思っています。

 私の文章につきましては、拙いものでお恥ずかしく思いますが、長い
 期間お読みいただきまして、本当にありがとうございました。

 編集部一同、皆様への深い感謝をしつつ、本日最後の配信とさせてい
 ただきます。
 本当にありがとうございました。

 

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html
 
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