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キープラネットについて
代表・川野真理子


コラム「銀座物語」
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−銀座物語− 独立と人生は、キープラネットが発行している会報誌の巻頭に
代表の川野真理子が毎号掲載しているものをホームページに掲載しています。
※1998年創刊号から2005年39号までは「神宮物語」として配信していました。
  2001年4月20号 春に独立した人たちへ

 独立系の雑誌を作っている人に「あなたをそんなに動かす『原動力』は 一体どこから来ているのですか」と、本題とはまったく関係なく突然聞き たくなって打ち合わせ中に聞いてみた。するとその方は「僕は世の中すべての人が『独立開業』した方がいいと思っています。もし、みんなが独立するようになれば、もう少し税金のことや、政治のことを考えるようになるでしょう」と即座に話された。

  独立は「好きと得意」だけでは、その仕事を長く続けることは難しい。自分が独立を選んで、こういう人のためにこういうことがどうしてもやりたいと強く望み、自分の哲学とエネルギーをその仕事に注ぎ込めなければ「継続」することは厳しいし、挫折も早かろうと思う。この編集者社長さんにお会いして久しぶりに「仕事への哲学」と「情熱」を見せていただいたような気がして嬉しかった。

  よく、営業が苦手だという人がいるが、それを「営業」と捉えるから苦手意識が働くのであり、これがもし自分の能力をきちんと社会に還そうと思って仕事をするとすれば、自分を求めている人へ自分の情報を伝えることは当然のことではないだろうか。それが「営業」であり、それをしないのは「怠慢」なのではないだろうかとさえ私は思う。

  この春、独立した人には是非言いたい。本当にあなたがあなたの力を発揮して、人を喜ばせ、そのことで自分の人生を豊かにしていきたいと願うならば、あなたの存在と情報を必要としている人へ、きちんと届けるように努力してほしいと。

  そしてスタート3年くらいは、どんな時にも謙虚であれ、何かトラブルが生じたときには、状況的にどんなに相手が悪かろうとも「非は自分にあり」と考える習慣をつけた方がいい。トラブルが教えることはものすごく大きく、絶対に机上では学べないその人にあてた特注のプレゼント課題なのだから。

  短期間に何度も同じようなトラブルにあって人間関係を自ら壊している人もいるが、そこから何も学ぼうとしないから何度も同じようなことは起こる。キープラという同じ釜のメシを喰っているメンバーなら心を鬼にしてでも言えようが、信頼関係もないままにそんなことを言ったところで、聞く耳をもっていなければ嫌われて終わりだし。だから私は黙ってみている。そして私は「黙って去る」。

  もしどこかで「私に甘いところがあったら遠慮なく教えてください」と、いつも謙虚な姿勢を見せていれば、人はその人の為になるならばと、助言進言してくれる人は多いのだ。なぜならば、その人もそうやって、人に教えられてきたから。

  だから、この春独立した人たちにもしエールの言葉を送るとするならぱ「営業」は得意不得意の次元ではなく、熱意と使命のバロメーターだということ、そして「人は黙って去る」を心せよ、最後が「二の鉄を踏め!」という3つである。どんどん失敗して、自分なりのノウハウと学びを繰り返そう。独立の準備は独立してからが始まりなんだよ。何も動かなければ何も始まらない。

 ということを私が独立する時に、誰か教えてくれればよかったのにな〜っていうことは決して思ってはならないよね。私には私の失敗の形と時期があって、まだまだ続くんだもんねー。(あー嬉泣)

  キープラネット代表 川野真理子
http://www.keyplanet.com/kawano/index.html 神宮前にて
 
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