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ご存じ週刊「増田紀彦」通信に
登場したキープラネットの仲間たち
  【独立事典デスク:週刊「増田紀彦」通信】
第45回「素人が玄人に化ける仕組み」 2003.07.04配信

「世のためだ、人のためだと、現場で熱くなって仕事をしている増田がうらやましいよ」と古い友人から言われました。はっはっは。そうでしょうとも!

 私は20代、30代と、人の何倍も働いたつもりです。ですが40代の今、さらに労働時間が増えています。実に元気。昔の予想では、今頃の自分は、現場から遠い所で、えらそうに踏ん反り返っているはずでした。ところが98年の夏……。

当時の月刊アントレ編集長の大野誠一さんに「用事がある」と言われて出かけていった私は、そこで、口から心臓が飛び出るような話を聞かされました。
「独立事典という本をつくるから、それ、まるまる増田さんの会社でやってよ」と。これだけでは、なぜ、私が仰天したかわかりにくいでしょう。実はその時点で、私も、私の会社のスタッフも、誰ひとり本などつくったことがなかったのです! 聞けば300ページ以上あるとか。何人がかりで、何日かかるのか?そもそも、どうやってつくるのか? それすらわからないレベルでした。

 しかし、大野さんの読みは当たりました。素人同然の私たちが、99年の正月には、とうとう独立事典を世に送り出してしまったのです。すごい賭けだと思いました。が、賭けてくれるなら、是が非でも報いたいとも思いました。そういう私の性分を見抜いた上での発注だったかもしれません。何より大野さんは、私の編集者としての「実績」ではなく、起業・独立市場に対する「意欲」を見ていました。だから正確には、賭けではなく、勇気ある選択だったのです。

本日7月4日。私たちが手がけた9冊目の独立事典が発売になりました。

 あの夏、「実績」で私を評価した人から、その延長上の仕事をオーダーされ、そっちを受けていたら、私は今、友人がうらやむほど、現場仕事を楽しんではいなかったでしょう。もっとも、踏ん反り返ってもいないでしょう。恐らくは、「若い時のようにはいかないな」とこぼしながらイヤイヤ働いているはずです。

声がかかった幸運さと同時に、未経験への不安を断ち切り、新たな仕事に挑戦したことの正しさを、今、つくづく感じます。「挑戦してもいい」と言われているなら、絶対に挑戦すべきです。飛躍のチャンスは、その時に訪れます。

 今回の独立事典にも、私はたくさんのメッセージを書きました。でも、まだ書ききれなかったこともあります。7月12日、「アントレFC&独立開業フェア」で、「失敗事例に学ぶ独立の心構え10カ条」と題した話をします。45分間、無料です。さらに7月19日からは4週間連続で、NPO法人キープラネットさん主催の「本気で独立徹底講座」の講師を務めます。こちらは合計20時間、有料です。チャンスを掴んで素人から這い上がった男の話。よければ聞きに来てください。
 

  増田紀彦
 
増田紀彦さんはキープラネットの副理事長です。

 
 
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