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代表・川野真理子


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《 第1回NPO法人キープラネット女性起業家シンポジウム 
シンポジウムの内容 写真集 代表川野のコメント レポート
 
川野 代表の川野のコメント

『 シンポジウムを終えて 』
 
「起業」という言葉には、2つの起業タイプが入っていると思います。

1つは、従来の拡大・ベンチャー志向の「24時間戦えますか派」。
もう1つは、仕事も家庭も自分の人生として受け容れる「自分らしい生き方追求派」起業家です。

ある起業家セミナーで紹介された成功事例の女性起業家は、50億円〜150億円の売上げをあげている「戦い派」の成功事例でした。それをみて、会場にいるどのくらいの人たちに、この成功事例が役に立つのだろうかと思いました。少なくとも、ここ10年位の間に起業している人の多くは「生き方追求派起業」です。自分の能力を活かして、自分らしく生きたいと思っている人たちです。この人たちの価値観には、仕事以外のすべてを犠牲にして戦う、拡大・ベンチャー型の働き方は、生き方として選択肢にはありません。ということを考えてみると、その逆もあるわけですね。キープラネットが今回主催したシンポジウムは、「生き方追求派起業」の人を中心にパネリストを選択したので「戦う派」で、上場するか、しないかということに興味を持っている人にとっては、否定的だったかもしれません。

もちろん、今回のパネリストの中にも「生き方追求派」から、発展成長して、上場を目標にしているパネリストもいました。

ただ、現在起業している多くの女性は、ありのままの自分を受け容れ、そして、延長線上に実現可能な夢をもっている人が非常に多くなってきました。1人1人は小さいけれど、柔軟な発想と強い個性と専門性をもって、堅実な事業に育てています。そして多くの女性は、子育て・介護の問題を常に抱えながら事業をしなければなりません。となると、事業の規模やスピードを、人生に合わせて変えられる起業のあり方があってもよいと思うのです。投資家や従業員のために自分の人生を賭けるのではなく、自分の幸福と、もちろんお客様の幸福を第一に考えた事業をしたいと思う人が増えているように思います。これは女性だけでなく、男性にもあてはまるようになってきました。私たちは、もっともっと、大きくするだけを目的にするのではなく、起業と人生を織りなす糸のような関係で、事業を継続していく起業スタイルがあるということを提唱していく必要があるのではないかと改めて思ったのでした。

「生き方追求派起業」も事業ですから、山あり谷あり、決して順風満帆ではありません。スタートアップのときは勢いで走れても、次のステージに向かうとき、また、このままではダメだ・・・と思って手をうたなければならないときが必ずあります。何をどうやって事業というものを考え直せばよいのかわからない・・・。キープラネットは、そんなとき、組織や不要な固定費をかけずに事業を継続する考えや力、また、経営者が最低限必要とする仕事を取ってくるスキルを学ぶ場でありたいと考えています。また同時に、壁を越える勇気や、人・もの・金・情報・仲間・専門家などの起業インフラなど、次へのステップに必要なものを準備できる起業家コミュニティとして、もっともっと、キープラネット自身が力をつけていきたいと思っています。

第1回のシンポジウムを企画開催し、終了後に考えたことや反省点はたくさんありました。私たち起業家は、無から有を創り出すためにいつも何かに挑戦します。そのたびに課題を発見し、課題解決のために次に立ち向かいます。今回も、反省点やチャレンジの成果を踏まえて、次回はもっと勇気や元気やヒントを提供できるよう、さらなる挑戦をしていきたいと思います。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
裏方スタッフを務めてくれた、プロの会員たちに心から感謝いたします。本当にありがとうございました!
   
 
NPO法人キープラネット代表 川野 真理子
 
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