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ご存じ週刊「増田紀彦」通信に
登場したキープラネットの仲間たち
  【独立事典デスク:週刊「増田紀彦」通信】
第4回「49÷7の答え」 2002.09.13配信

 広島市で活動している異業種交流会にお邪魔したときの2次会での話です。
参加者の一人が、増田にこんな「クイズ」を投げかけてきました。

「タバコの吸殻って、根元のほうには、まだ葉っぱが残ってますよね。だから7本の吸殻を集めると、1本の新しい煙草がつくれるわけです。では問題です。49本の吸殻を集めると、新しい煙草は何本できるでしょうか?」

 皆さん、わかりますか? すぐに答えを書いてもつまらないでしょうから、ちょっと考えてみてください。もちろん、この問題はジョークではありません。

 では進めます。7本の吸殻で1本の再生品ですから、これは49÷7で、答えは7本、と、思うところですが、彼が示した正解は8本でした。手品のような話。あとの1本はどこから? カラクリを明かします。まず、49÷7で7本と割り出すところまでは正しいのです。肝心なのはその後。新たにできた7本を吸って吸殻にすれば、そこから、さらに1本が取れる。7本+1本で8本というわけです。

 この話は、長期的な視点や連続的な思考の大切さ、さらには、資源をとことん活用して財となす考え方など、起業家に必要な発想法を端的に示しています。「これは面白い」ということで、増田は、さっそく知人の女性経営者にこのクイズをぶつけてみました。

 しばらく考え込んでいた彼女の答えは「6本」。まったく予期しなかった回答です。いったい、どこから、そんな本数が出てきたのか?

「普通の人は7本だと思うでしょうけど、経営者はいつもリスクを考えるものなのよ。製造プロセスでどんな事故があるかもわからない。だから6本しか取れなくてもペイするようにして、理屈どおり7本取れたら儲けにするわけよ」

 恐れ入りました。7本と答えたら8本だと言ってやろうと、虎視眈々と待ち構えていた増田が、ひどく意気消沈したことは言うまでもありません。

 8本はチャンスを広げる考え方。6本はリスクを読み込む考え方。どちらもいいですね。事業利益とは、常識を踏まえたうえで、その常識を超えようとする発想と取り組みから生み出されるものと、今更ながらに痛感した増田でした。

  増田紀彦
増田紀彦さんはキープラネットの副理事長です。
  文中に登場する女性起業家というのは、代表の川野真理子のことです。
 
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